大隅横川駅で下車しました。
肥薩線には開業当時の古い駅舎がたくさん立ち並んでいます。
大隅横川駅もそのひとつで、開業当時の姿が残ります。
ホームは2面2線の上下別棒線ホームで、本来は駅舎側に1線と島式2線があったようですが、島式の内側1線が撤されています。
ホーム先端には、今は使われなくなった、らせん状のタブレット受器が残されています。




駅舎は天井が高く、開業当時の姿を残します。
柱や壁、たたきの床など、すごく趣があります。




大きな1枚の絵がありました。
中学生の記念作品のようです。
よく描けてるなぁと思い、近寄ってみると・・・



1本1本が、なんと色付きの爪楊枝。
しかもよく見ると、色の三原色を守って、シアン、マゼンタ、イエローの三色と、おそらく表現しにくかったグリーン、ブラック、ホワイトで出来ています。
すごい作品でした・・・しばらく見とれてしまいました。



駅舎周りで気になったところの写真を撮って回ります。
ラッチは木製と鉄製が両方あります。
ベンチは年季物で、結構深く腰掛けれて、快適です。




ホーム上屋根の造りもすごく歴史を感じます。




すごく貴重な物を見つけました。
太平洋戦争時代、空からの機銃掃射で撃ちぬかれた後がそのまま残っています。
この柱を貫通するほどの破壊力・・・人間だったらひとたまりもありません。
怖くなりました。



駅舎を外から撮影します。
すごくいい風格です。



駅ノートを描かせていただきました。
大隅横川駅のひとつ前に立ち寄った霧島温泉駅を描かせていただきます。
この駅、「温泉」と名前が付くのに、駅前に温泉はなく、霧島温泉郷へはバスかタクシーでかなり走らないといけません。
何も調べもせず、初めて下車した時にがっかりしました。



駅ノートは結構荒れていましたので、1時間ほどで遊び描きしたくなりました。
「これが本来あるべき霧島温泉駅の姿」と題して、駅前がロータリではなく露天風呂!
と遊び心で描いてみました。