有名な鉄道の名所、余部橋梁のある餘部駅です。
山陰を旅する時は、よく立ち寄る駅です。
余部橋梁は地上40メートルの高さに赤色の鉄橋が架かっていましたが、2010年にコンクリート橋に架け替えられました。
その際、ホームの向きが変更になり、ホームへの導線も変化しました。
今でも旧鉄橋の一部が残され、展望台として使用されています。
今回は旧ホームにスポットを当ててみました。
まず駅看板ですがこれは、新ホームになってから新設されたものです。



ホーム脇の歩道には旧線路が残されています。
これは鉄橋時代に使用されていたもの、そのままです。



歩道の先は「余部鉄橋空の駅」として旧鉄橋に一部が残され展望台になっています。
一直線に鉄橋に伸びる線路と古い枕木が当時の姿を物語っています。
ホームは今と、だいたい同じ位置ですが、山側にホームがありました。
今とはホームの向きが逆だったのです。
また今はコンクリート舗装された山側の崖ですが、当時はその傾斜のままでホームにつながっていました。
写真奥に見える信号機のあたりから直接展望台に上がる歩道があり、構内踏切を渡り、鉄橋下につながっていました。



展望台先端です。
足元は歩きやすいように舗装されていますが、線路はそのまま残っています。
一番先端には数メートルだけ当時の線路や枕木が残されたままになっています。




駅から見える景色は当時から何も変わりません。
特に、駅前の海はとても波が激しく、いつ来ても荒れています。




駅ノートを描かせていただきました。
と言っても、この駅は人が多く、ノートを長時間独り占めするわけには行きません。
そこで、展望台で自分のノートにゆっくりと描いて、貼り付けさせていただきました。
直接駅ノートに記入していませんが、イラスト自体はできたてほやほやです【笑】
人の多い駅の駅ノートは、回りをよく見て、描かせていただいております。

イラストは旧ホームです。
本当はウマベガシの垣根でしたが、秋の花「桔梗」にしてみました。